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書評、はじめました♨

タイトルの通りです。


最近すごい勢いで(と言っても1週間に4、5冊程度)本を消化するようにしてるので、一応読んだ内容を書評の形でアウトプットしておこうかなと思いました。



話す相手いねーんだよ、察しろ



第一回(いつまで続くか不明)は


森 博嗣 「幻惑の死と使徒」
田沼 靖一 「ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎」


こちらの2冊でふ。





まずは森 博嗣先生のS&Mシリーズ第6弾「幻惑の死と使徒」。



そもそも最近本を読むようになったのは電気がなくて他にすることがなかったのと、まあ今後起業するにあたって広範な知識を身に付けるには少なくとも読書週間が必要だろうということで実務的な本を読むところからスタート。



でもまあ元々小説は好きだったので、息抜き的な意味で小説も読もうと思い、手にとった作品がS&Mシリーズ第1作「すべてがFになる」だった。



大学で建築の教授を長年していた森博嗣先生の処女作と知ったのは後ほどだったが、久々に読んだ小説ということもあって大いにはまった。



特に本格(?)ミステリを読んだのはこれが初めてだったせいもあるかもしれない。



非常に知的好奇心をくすぐりながら、萌えとはまた違ったわくわくを感じさせてくれるS&Mシリーズにすっかりはまり、今回読んだのがその6冊目になる。






さて、前置きがクソ長くなったが、こちらの「幻惑の死と使徒」。



まず毎作副題として表紙に書かれる英語のタイトルは「ILLUSION ACTS LIKE MAGIC」



前々作「詩的私的ジャック」の場合はただ英訳したものだったが、前作「封印再度」は音をそのまま英語に直したものが物語の中核ともそこそこマッチした副題となっていた。



そして今回はというと、そのどちらのパターンでもなく、直訳すれば「魔法のような幻惑」?



まあ作品を読んだ後で考えればやはり"MAGIC"はどちらかというとそのまま手品などの"マジック"のことかもしれない。



物語の概要としては一昔前に一世を風靡したマジシャンが、とあるマジックイベントの最中大勢の前で殺されるところから事件が始まり、その葬儀で遺体消失、さらにそのマジシャンの道具製作者も殺されており、又、弟子のマジシャンもこれまたマジックショーの直後大勢の前で殺されるという、誰もが見てる環境での大胆な犯行を解き明かしていく。



あまりミステリーを読み慣れてないから何とも言えないが、S&Mシリーズに関しては「密室」がひとつのテーマになっていると思う。それは外から閉めれるドアがないなどの物理的密室だけでなく、外からはアクセスできないはずのネットワークなどのシステム的な密室、さらに今回の話のような誰もが見ていたはずで、死角という隙間のない空間も密、ある種の密室と呼べるだろう。



S&Mシリーズに関しては、つまるところこの密室の謎を解くことがそのまま事件の解明に大きくつながっている。



今回の物語も、衆人環視の中どうやって殺人を成し遂げたか、箱からの脱出や棺からの遺体消失はいかに成し遂げられたかを論理的に可能性の高いものを追求することで、通常浮かばないそっくりな外見の実質のないもうひとりの人間という犯人像が浮かび上がるのである。



このS&Mシリーズの面白さの一つはこの点で、つまり特殊な状況においては論理的に可能性の高いものを追求していくことで自ずと解が浮かび上がるというのが実感できるのだ。与えられた推理材料から曖昧さという甘えをなくし、否定材料を見つけたらどうやってその要素を排除するか。これを考えることである程度犯人の思考をトレースすることもできる。



もちろんミステリーとして物語を成り立たせる以上、何も考えてない精神異常者が不可解な謎を事件現場に残してるというのは無しだ。不可解だったり無意味に思えるトリックも、事件の状況において必然性を持って行われたものとなっている。



今作においては、犯行目的が「マジシャンとしての名前のため」であったため、最も体臭に知れ渡る環境において事件を起こせるようわざわざマジックショーのラストで殺したり葬儀の最中に遺体を消したりして話題を集めていた。思想は狂気的かもしれないが、そこには確固たる意志が働いており、意味もなく衆人監視の中で犯行に及んだわけではない。



さて、こちらの書評の方は意味もなく長くなってきてるのでこのへんでまず1冊目を終了したいと思うが、最後に。




物語ラスト、追い詰められた犯人、有里匠幻は犀川教授の前で焼身自殺をする。その際彼は言う。



「私は……、どんな状況からでも、脱出してみせよう」
「皆が、私の名を、呼ぶ限り……、私は抜け出してみせよう」



犀川助教授は彼の名を叫んだが、そのまま止めることは出来なかった。



どんな密室からも脱出できる男であったが、もはや彼の名を呼ぶ人間はいなくなった。だから最後の炎の中からは脱出「しなかった」のかもしれない。



狂気的な名誉欲と、美しい自己死の最期だった。







続いて2冊目は「ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎」



この本はかなりいい方向に裏切られた。




ぶっちゃけこの本を読んだのは心理・哲学的な面での「死」の概念を深めたかったからなのだが、中身を見るとどちらかといえば生物科学の最新研究に関する内容だった。



しかしその知識はかなり新鮮な内容だったし、かなり参考になる一冊だった。



まず、生物を形作る細胞には外部要因での事故死の他に、あらかじめ死ぬためのプログラムが内蔵されており、様々な要因でそのプログラムが実行されることで種の保存に役立ってるとのことだ。



さらに、その構造を解析することで医薬品の開発に新たなアプローチが進められており、その手法と今後の課題が述べられている。



自己死のプログラムたるアポトーシスはよく中二設定で出てくる名前だが、具体的な意味とその仕組みは初めて知り、なんと複雑かつ合理的なシステムなんだとマジびっくり。久々にすごい知識にめぐり合えたと感じた。



さらによく耳にするアポトーシスというのは細胞分裂の回数によって決まってる、いわば回数券のようなものであるのに対し、時間によって死が実行されるアポビオーシスという概念もあるそうな。



そして、これらの概念を加えて病気というものを見つめ直すと、それは病原細胞の死のプログラムがきちんと働いてない、あるいは病原細胞によって正常細胞のアポトーシスが加速されている、といった考え方ができる。



この観点から新薬開発に挑むのが現在の研究で、そこにITを導入して細胞モデルの解析からそこにあった薬をシミュレーション、モデリングする「ゲノム創薬」の研究が進んでるらしい



ぶっちゃけこの本は読み物としても面白かったし、かなり新事業のアイデアとして、また俺自身の企業理念についてあらたな見地を与えてくれた運命の一冊と感じてる。時間があればもう一度読みなおし、より細かくまとめておきたい。



さらに、ゲノム創薬については将来的事業計画に是非組み入れたいものだ。俺の中の理念的な部分、市場成長性、社会ニーズなど、ここまでぴったりくるものが他にあるだろうかっていうくらいビタっとはまった気がする。








ということで、今後こんな感じで適当に読後感想分を書いていきます。自分のためね。ネタバレ全開だしね(笑)
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